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鹿沼自動車教習所様取材内容
2025.10.30
今回は、栃木県鹿沼自動車教習所の古澤代表取締役に取材させていただきました!
発達障がいのある方への支援教習『つばさプラン』ついて紹介させていただきます!
【『つばさプラン』が誕生したきっかけは?】
教習所を引き継いだ当初、古澤代表は公務員出身で、ビジネスの経験はなかったそうです。「まずは足元を見つめて、今できることを真面目に取り組もう」と模索する中で、卒業までたどり着けない教習生の存在に気づき、「発達障がい」の課題にたどりつかれました。この取り組みを形にするためには、『発達障がいのある方が本当に免許を取得できるか』『支援体制を仕組みとして回せるのか』『法的に問題はないか』『経営として成り立つのか』といった複数の壁がありましたが、社内スタッフや指導員、さらには全日本指定自動車教習所協会連合会や有識者の協力のもと、一つひとつ丁寧に乗り越えられました。
【『つばさプラン』のサポート内容は?】
『つばさプラン』では、教習そのものを変えるのではなく、その"周辺"に合理的配慮として支援を加える点が特徴です。受講者一人ひとりに対してコーディネーターやアセスメントを配置し、必要な支援を個別に提供することで、無理なく教習を進められるよう工夫されています。この仕組みは、業界内でも大きな注目を集めており、全国の教習所関係者との連携も広がっています。「教えることの本質を見直すきっかけになった」と話す指導員も多く、教習現場の意識改革にもつながっているようです。なお、この取り組みは、全指連の広報誌『ギアチェンジ』創刊号でも紹介され、制度面からの意義づけにも貢献していま
す。
【さらなる展開】
今後は、福祉や教育といった隣接分野への広がりも視野に入れているとのことで、すでに県認可の学校法人との連携による学び舎づくりも進んでおり、高齢の教員経験者にとっての新たな働き場にもなりつつあります。「ビジネス書を読むより。寝ずに考え続けた5年間だった」と語る古澤代表でしたが、既存の枠にとらわれず、実直に社会課題と向き合う姿勢こそが、『つばさプラン』を動かす原動力となっています。
今回のSpecial Interviewsでは鹿沼自動車教習所の古澤代表にお話を伺いました!
この『つばさプラン』は、免許取得を目指すすべての人に公平な機会を提供しようとする、非常に意義深い取り組みだと感じました。教習そのものを変えるのではなく、支援が必要な方に対して合理的な配慮を丁寧に重ねる姿勢に、一人ひとりに寄り添おうとするやさしさを感じます。今後、身近に免許取得で困っている方がいたら、
ぜひこの『つばさプラン』を紹介したいと思いました。
古澤代表、今回はインタビューを受けていただき本当にありがとうございました!
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